兵庫のミュージカルスクールが実施するイベント | 年間スケジュール

歌唱やソルフェーズ、ジャズダンスやタップダンス、演技による自己表現など、ミュージカルに必要な基本的な要素を一から丁寧に学ぶ期間です。基本的には年齢別にレッスンを行っており、音楽教育に精通した講師が一人ひとりの適性や個性を見極めつつ、自尊心を高める仕方で優しく指導します。同じ空間で学ぶ仲間との出会いからチームワークの形成へと至る重要な時期です。

毎年8月や9月に行われる定期公演会に向け、レッスンやリハーサルの内容もより舞台を意識したものへと変化します。オリジナルの脚本や音楽を用いたミュージカル作品の中で誰がどの役を演じるかというキャスティングを、生徒さん一人ひとりの個性や適性を見極めながら決めていきます。実際の公演をイメージしながらトレーニングするため、レッスンにもさらに熱がこもります。

夏の定期公演会が終わると、再び通常のレッスンが始まります。実際に公演の舞台で経験した事柄を土台として、歌唱やダンス、自己表現力の強化なども新たなフェーズに入ります。同じ想いを持った仲間と過ごす時間が増えていく中でチームワークも強化され、春のミニ公演会や来夏の定期公演会に向かって力を合わせながら1つの作品を創造していく喜びが増し加わる時期でもあります。

2年目に入ると、定期公演会や特別イベントへの参加に向けたより具体的なレッスンへと進みます。春に計画されるミニ発表会を見据えて表現力の向上を後押しするレッスンプログラムを実践します。オリジナルの脚本への理解を深めると共に、歌やダンス、演技などの幅を広げることを目指します。難しい理論ではなく、実践的な練習の過程で自然と表現力に磨きがかかっていきます。

これまでに学んできたことを確認しながら夏に行われる定期公演会に向けた練習を重ねていきます。総合芸術であるミュージカルは全体のチームワークや一体感が大切ですが、それを形作るのは一人ひとりです。それゆえに、音楽教育や感受性の育成という視点から生徒さんをよく観察し、個性に合ったキャスティングと練習方法によって全員が楽しく成長できるよう心がけています。

2年間のカリキュラムを1つのスパンとしており、いよいよ集大成の時期です。感受性と吸収力に満ちた時期にレッスンや公演を通して学んだ事柄、身に付けた力は一生の財産となるに違いありません。また、年齢や学年を越えて一緒に作り上げていくため、結果的に生まれる一体感や友情も魅力的です。その後もレッスンを続けたり、スクールを卒業したりと、それぞれの進路を進んでいきます。